トランプ米大統領は14日、ホワイトハウスに中米エルサルバドルのブケレ大統領を招いて会談した。ブケレ氏は「世界で一番クールな独裁者」と自称したことで知られる人物だ。そんな強権的な指導者が中南米の首脳としてトランプ政権下で初の公式訪問に迎えられることになった背景とは。
「私の友人を迎えられて光栄です」。トランプ氏は報道陣を前にブケレ氏を称賛した。
人口630万ほどの小国のトップがホワイトハウスに優先的に招かれたのには理由がある。ギャング組織のメンバーだとして米国が国外追放した移民たちを、エルサルバドルの刑務所が大量に受け入れてくれたためだ。
不法移民の追放は政権の看板…