トランプ米大統領は20日、イランとの交戦で優勢にあるイスラエルに攻撃停止を要請することは「難しい」と述べた。イラン側は米国との交渉再開はイスラエルの攻撃停止が条件だとしているが、停戦仲介には動かない考えを示した。
トランプ氏は19日に、イランの核開発を阻止するための軍事行動に出るかどうかを2週間以内に判断すると表明していた。20日に訪問先のニュージャージー州で記者団の質問に答えた際、イラン側が米国に対し、イスラエルに攻撃停止を要請するよう求めていることを問われると、「現時点でその要請は難しい。誰かが勝っている時は負けている時よりも難しい」と答えた。停戦については「状況によるかもしれないが、止めるのは難しい。この戦争ではイスラエルが優勢でイランは劣勢だ」と語った。
2週間の設定は「人々が良識を取り戻すかどうかを見極める時間」だと説明した。「上限が2週間だ」としつつ、「我々にはイランと話す準備も意思も対応能力もある」と述べた。
この日はスイスで英独仏とイ…