トランプ米大統領は20日、教育省の閉鎖に向けて、業務を大幅に縮小する大統領令に署名した。トランプ氏は同省の業務には無駄が多く、リベラルな思想に偏っているとして「廃止」を公約に掲げていた。
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ホワイトハウスで開かれた署名式で、トランプ氏は「私は教育省を完全に廃止するための大統領令に署名する」と述べた。
ホワイトハウスによると、大統領令は教育省に「大幅な組織縮小」を指示するもの。ただちに同省を廃止するわけではなく、低所得の学生への助成といった重要な業務は継続するという。
政府機関を廃止する権限は連邦議会に与えられおり、大統領の一存では廃止できない。共和党は上下院で多数派を占めるが、廃止のための重要法案の成立には上院(定数100)で60人の賛成が必要で、実現の見通しは立っていない。
学力低下に悩む米国、教育のリベラル化への不満も
トランプ氏は教育省の廃止を…