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米ワシントンのホワイトハウスで2025年3月31日、大統領令への署名準備をするトランプ大統領=ロイター

 トランプ米大統領は3月31日、近くサウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)の中東3カ国を訪問する考えを示した。

 トランプ氏はホワイトハウスで記者団に、サウジの実権を握るムハンマド皇太子と「非常に良い関係にある」と強調し、サウジが米国企業に1兆ドル(約150兆円)規模の投資をすることに合意したと主張。訪問時期については「来月になるかもしれないし、もう少し遅れるかもしれない」と答え、「UAEやカタールにも立ち寄る」と続けた。米メディアは5月半ばとの見通しを伝えている。産油国との経済協力により「途方もない数の雇用が創出されるだろう」とも述べた。

 トランプ氏は3月初旬にも、サウジを「今後1カ月半以内に」訪問する意向を示していた。1期目の任期初の外遊先もサウジで、2期目も初外遊先が中東になる可能性がある。トランプ氏は2月にロシアのプーチン大統領と電話で協議した際に、対面での会談をサウジで行う考えを示していたが、これについてはめどが立っていない。

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