2020年1月6日、スマートフォンに表示された動画投稿アプリ「TikTok」のロゴ=ロイター

 トランプ米大統領は19日、中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国内でのサービス停止を、90日間猶予する大統領令に署名した。3回目の延長で、新たな期限は9月17日となる。

 ティックトックは、中国企業バイトダンスが運営している。個人情報の漏洩(ろうえい)など、安全保障上の懸念があるとしてバイデン前政権下で規制法が成立し、同社に米国事業を売却するか、サービスを停止するよう求めた。

 一方、トランプ大統領は、若者に人気のアプリを存続させるため、1月の就任後に米国事業を売却する期限を延長。複数の企業が関心を示しているが、合意には中国政府の承認が必要で、協議が続いていると見られる。トランプ氏は18日、記者団に「彼らは承認してくれると思う」と話した。

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