米軍がイランの核施設を空爆してからわずか2日。トランプ大統領はイラン側の反撃を待って「手打ち」を演出し、イスラエルとイランの停戦にも一気に動いた。
「彼らは体内から全て(の憎悪)をはき出した。これでイランはおそらく、地域の平和と調和へ前進できるだろう」
イスラエルとイランによる電撃的な「停戦合意」を発表する約2時間前。トランプ氏はSNSへの投稿で、イランからの報復攻撃の結果に安堵(あんど)をにじませた。米国にとって攻撃は「予想通りに非常に弱い」もので、トランプ氏はイランに「感謝」すら表明した。イランの対応が抑制的だったことを受けて、米側もこれ以上の武力行使は見合わせる方針だ。
その裏には1期目の経験があ…