米ロの首脳会談が15日、米アラスカ州で行われることが決まった。ロシアのプーチン大統領が第三国でなく、米国での開催を決断した背景には、トランプ米大統領の顔を立て、ウクライナの頭越しに米ロの関係改善を進める思惑があるとみられる。
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「ロシアと米国は隣国であり、重要な首脳会談がアラスカで開かれるのは極めて論理的だ」
ロシアのウシャコフ大統領補佐官は9日未明、2022年2月のウクライナ全面侵攻後で初となる米ロ首脳会談の米国での開催についてこう説明した。
トランプ氏の2期目の就任後、米ロ首脳会談の機運がにわかに高まったが、両国の「威信」やセキュリティーの問題から、サウジアラビアやトルコなど、米ロ共通の友好国が会談場所の候補に挙がってきた。
アラスカは「ロシア系米国人」
それでも、プーチン氏が米国…