2025年2月5日、米ワシントンのホワイトハウスで、トランスジェンダー選手の女子競技参加を禁止する大統領令に署名をしたトランプ大統領(左)=ロイター

 米国で第2次トランプ政権が発足してからまもなく100日。その影響はスポーツ界にも及んでいる。

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 大統領の座に返り咲いたトランプ氏は直後の2月、女性を自認するトランスジェンダー選手が、米国内で女性スポーツに参加することを禁止する大統領令に署名した。ホワイトハウスは「女子スポーツに男子の出場を認めていることは女性や女子を卑下し、不公平で危険な行為だ」と理由を説明している。

 この大統領令に即座に反応したのが、米国の大学スポーツを統括する全米大学体育協会(NCAA)だ。署名の翌日にガイドラインの改正を発表。トランス選手に対して女性チームでの練習参加を認める一方で、試合や大会への参加を禁じた。

 3月末には、米メリーランド…

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