ロシア人の5割が、トランプ米次期大統領は6カ月以内にウクライナの戦争を終結させられないと考えている。こんな世論調査結果を、政府系の「全ロシア世論調査センター」が20日発表した。一方、「終結できる」との回答も3割にのぼり、トランプ氏への期待が一定数あることも示した。
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トランプ氏は、6カ月以内にウクライナでの戦争を終結する意欲を示している。世論調査では、51%が「成功しないだろう」、31%が「成功するだろう」と回答した。
ロシアと米国との関係については、45%が「変わらない」とし、35%が「よくなるだろう」とした。「ひどくなる」は7%にとどまった。
一方、米国の世界への影響力が「増す」と回答したのは28%で、「変わらない」は41%。トランプ氏を「肯定的」に考える人は22%だった。
世論調査は15日に行われ、18歳以上の1600人が回答した。