オランダ・ハーグで2025年6月25日、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長との会談中に記者団の前で話すトランプ米大統領=ロイター

 広島市議会は26日、トランプ米大統領がイランの核施設への攻撃を広島・長崎への原爆投下になぞらえて「戦争を終わらせた」と発言をしたことをめぐり、「被爆地・広島として、原爆投下を正当化するような発言、市民の自由を脅かす事態は決して看過、容認することはできない」などとする決議案を全会一致で可決した。決議はパレスチナ自治区ガザやウクライナにも言及し、「人道的立場からすべての武力紛争の平和的解決を強く求める」とした。

  • トランプ大統領、イラン空爆と広島・長崎の原爆投下「本質的に同じ」

 長崎市の鈴木史朗市長はこの日、トランプ大統領の発言の正確な趣旨は承知していないとした上で、「仮に原爆投下を正当化するものであるとすれば、被爆地として大変遺憾に思う」と記者団の取材に答えた。

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