2018年6月、ホワイトハウスでトランプ大統領(当時、左)と話すジョン・ケリー首席補佐官(当時)=AP

 共和党のトランプ前大統領(78)について、トランプ前政権の元高官が「ファシストの定義に当てはまる」「ヒトラーを称賛していた」と証言したと米メディアが相次いで報じた。民主党のハリス副大統領(60)はトランプ氏を強く非難する一方、トランプ陣営は虚偽の中傷だと反論している。

 証言したのは元海兵隊大将で、トランプ前政権で首席補佐官を務めたジョン・ケリー氏。ケリー氏は米誌アトランティックと米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の取材に応じ、トランプ氏が大統領在任中にヒトラーを称賛するような発言をしていたことを明らかにした。

 トランプ氏は「ヒトラーは良いこともした」と何度も語ったほか、米国を守るために命を捧げた兵士たちを「カモ」や「負け犬」だと表現したこともあったという。

 ケリー氏は「トランプ氏はファシストの定義に合致し、憲法も法の支配の概念も理解していない」と評した。

 ケリー氏は首席補佐官の在任…

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