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首脳会談に臨む中国の習近平国家主席(右端)とインドのモディ首相(左端)=2025年8月31日、中国・天津、インド政府提供

 中国の習近平(シーチンピン)国家主席とインドのモディ首相が31日、会談した。両国が関係改善に動く背景には、自国優先主義の傾向を強めるトランプ政権の存在がある。ただ、中印は隣国パキスタンなどをめぐり「根本的には相いれない」との見方もある。

  • 中印間の国境管理で合意、直行便再開も 習主席とモディ首相が会談

 モディ氏は会談の冒頭、中国側の歓迎に謝意を述べると、昨年10月に5年ぶりに臨んだ習氏との首脳会談を振り返り、「とても有意義な協議がなされ、両国関係に前向きな方向性をもたらした。国境(紛争)から撤退後、平和と安定の雰囲気が醸成された」と評価した。

 さらに「私たちの協力は両国28億人の利益に直結しており、全人類の幸福への道もひらく」と強調し、関係の前進に前向きな姿勢を示した。

 モディ氏の訪中は2018年以来、約7年ぶり。20年に中印国境で両軍の衝突が起き、双方に死傷者が出て両国関係は急激に悪化した。これを受け、インド側は中国への直行便を停止し、若者らに人気の高かった中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の使用を禁止するなどの措置をとってきた。昨年の首脳会談後から徐々に関係改善の兆しが見られ、今年1月には直行便の再開で基本合意し、国境管理にも道筋がついたとしている。

 ただ、ここに来て良好だった…

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