トランプ米大統領が駐日大使に指名した実業家のジョージ・グラス氏が近く日本に赴任する。大口献金者としてトランプ氏を支えてきたが、その人物像は日米関係者にもあまり知られてこなかった。どんな人物なのか。地元オレゴン州で、グラス氏を知る人たちに聞いた。
グラス氏は承認を前にした3月13日の上院外交委員会の公聴会で、トランプ政権の方針に沿って「米国を第一に考える」と宣言し、日本側と「関税や対日貿易赤字の削減について厳しい対話をするつもりだ」と述べた。世界中で混乱を招いているトランプ政権の関税政策や、安全保障をめぐる日本側との交渉に携わることになる。
米西部オレゴン州ユージンの緑豊かな州立オレゴン大学のほど近くで育ったグラス氏は、投資銀行や不動産業を営んできた。
民主党支持者も多い地だが…