11月の米大統領選で共和党候補に指名されているトランプ前大統領の陣営は10日、ハッキング被害を受けて内部書類が流出したと発表した。陣営はイランによる犯行だと非難したが、直接的な証拠は示していない。米メディアが一斉に報じた。
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政治専門サイト「ポリティコ」は陣営の発表直前に、流出された内部書類を受け取っていたと伝えた。記事によると、流出した中にはトランプ氏の副大統領候補に指名されたバンス上院議員の身元を調査した270ページ超の書類などが含まれていた。バンス氏が過去にトランプ氏を批判していたことが、陣営にとって「潜在的な弱点」になる可能性を指摘していたという。
また、バンス氏と同様に副大統領候補だったルビオ上院議員の身元調査も含まれていた。ポリティコは7月22日ごろから、「ロバート」と名乗る何者かのアカウントから内部書類の内容が含まれたメールを受け始めたという。
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