トランプ米大統領が連日、米歌手のブルース・スプリングスティーンさん(75)をSNSで攻撃している。スプリングスティーンさんが米国の現状を憂える発言をしたのが気にくわないらしい。
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トランプ氏「才能ない」
「過大評価されているブルース・スプリングスティーンが、外国に行って米国の大統領のことを悪く言ったようだ。彼のことは嫌いだったし、音楽も、過激な左翼政治思想もだ。何よりやつには才能がない」――。
トランプ氏は16日、SNSに長文を投稿した。「精神的に無能な愚か者ペテン師ジョー・バイデン(前米大統領)を熱烈に支持した」「干からびた『プルーン』のロッカーは口を閉じろ」などと散々だ。
トランプ氏が反応したとみられるのが、民主党支持者としても知られるスプリングスティーンさんが2日前(14日)の発言だ。
ステージで「独裁主義に声を!」
欧州ツアー初日となった英マンチェスター公演の冒頭で、こんなことを述べたことが話題になっていた。
「我が故郷の愛する米国、これまで曲の題材にし、250年にわたって希望と自由のともしびだった米国はいま、腐敗した、無能の、反逆的な政権の手に落ちてしまった!」
「権威主義に声を上げ、自由の鐘を鳴り響かせてくれ!」
その後も、曲の合間に「言論…