全国大会出場をかけた吹奏楽コンクールが、各地で開かれている。練習を積み重ねる奏者にとって、悩みの種は練習時の音。そんな悩みを解決しようと、中学、高校で吹奏楽部員だった広島県福山市の横川央雄(ひさお)さん(37)が、トランペット練習用消音器「ホームミュート」を開発した。息の吹き込み方が変わることがないという、その器具とは……。
ホームミュートは円柱状のプラスチック製で、トランペットの先端部分「ベル」を覆うように装着する。内側には、防音用のスポンジを取り付け、184グラムという軽さが売りだ。
プロ奏者から好評、今年3月から販売
これまでの消音器は、円錐(…