ドイツの主要な世論調査で、2月の総選挙で第2党に躍進した右翼「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持率が、第1党の中道右派「キリスト教民主・社会同盟」(CDU・CSU)と同率で首位に並んだ。AfDが首位に立つのは2013年の結党以来初めて。
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連立交渉で後手に回るCDU・CSUへの不満がAfDへの支持につながっているとみられ、移民問題などへの次期政権の対応次第ではさらに勢いを伸ばすとの見方もある。
世論調査会社INSAが3月31日~4月4日に行った調査で、ともに24%だった。1週間前の前回に比べCDU・CSUは2ポイント低下した一方、AfDが1ポイント上昇し、結党以来、最高を記録した。
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