ドイツで移民排斥などを訴える右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は7日の幹部会で、来年2月に見込まれる総選挙に向け、アリス・ワイデル共同党首(45)を初の首相候補に指名した。世論調査の支持率では2位につけており、首相の座をうかがう主要政党であることを訴える狙いがある。
- 「愛国」に横たわる排外主義 ドイツで台頭する右翼に見るナチスの影
ドイツでは主要政党が「選挙の顔」として首相候補を据える。AfDは2013年に結党した新興政党だが、移民や難民の流入や、既成政党に対する不満の受け皿として支持を広げた。9月の独東部の州議会で、州レベルで初めて第1党になった。
ワイデル氏は7日の記者会見で、党として初の首相候補を立てることについて「我々は世論調査で2位の政党であり、政府を担うという使命が明確に与えられている」と強調した。ただ、他党はAfDとの連携を拒否しており、首相に就ける可能性は低い。
ワイデル氏、日本語で「お疲れさまです」
ワイデル氏は経済学博士号を…