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一回表、力投するドジャース先発の山本=金居達朗撮影

 大リーグは18日(日本時間19日)、各地で行われ、ドジャースの山本由伸はジャイアンツ戦に先発し、六回途中1安打無失点で勝敗は付かなかった。大谷翔平は「1番・指名打者」で出場し、4打数2安打1得点だった。ドジャースは勝ち、2位パドレスが敗れたため地区優勝へのマジックは「6」となった。

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 この日のドジャースの山本は、本調子とはほど遠かった。一回、2死からいきなり連続四球を与えた。だが、簡単には崩れない。次打者に粘られながらも、8球目のカーブで空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜ける。

 0―0の六回、先頭打者に四球を与え、二盗を決められてもやはり冷静だ。次打者を再びカーブで空振り三振に。大リーグ自己ワーストの6四球を与え、球数が100を超えていたためこの回途中で降板したが、息詰まる投手戦のなか、最後まで先制点を許さなかった。

 今季を通じて山本は味方の援護に恵まれず、この日も白星はつかなかった。ただ山本が降板してベンチに戻る際の、本拠ファンからのスタンディングオベーションがその貢献度の高さを表していた。

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