テレビ朝日提供

「撮影5分前」テレビ朝日プロデューサー・服部宣之

 ドラマ「PJ~航空救難団~」(24日開始、木曜夜9時)は、「人命救助最後の砦(とりで)」と言われる救難員を目指す訓練生と教官との愛と絆を描く物語。主任教官・宇佐美誠司役は、この時代に本当の厳しさと、奥底に秘めた優しさを表現できる方にと考え、内野聖陽さんにお願いした。一作一作、命がけで役作りに挑むと聞いていたからだ。

 そのうわさは本当だった。自衛官としての体作りはもちろん、所作や訓練、そして訓練生との接し方、距離感。大げさではなく指先、足先まで、内野さんの意識が緩むことはない。

 私たちがある回の脚本を渡すと、内野さんがこんな話をされた。

 「役者は一言一言のせりふを…

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