アルゼンチン中部マルデルプラタで2025年9月3日、約80年ぶりに見つかったジュゼッペ・ギスランディによる肖像画を解説する美術専門家=ロイター ナチス・ドイツに略奪され、約80年間行方不明だった名画が、アルゼンチンで見つかった。AP通信などが4日、報じた。手がかりになったのは、ネットの不動産広告だった。 AP通信などによると、絵画は18世紀にイタリアの画家ジュゼッペ・ギスランディが描いた、女性の肖像画。オランダのユダヤ系美術商が所有していたが、1940年にオランダに侵攻したナチスによって略奪され、その後、行方不明になっていた。捜査に協力した美術専門家は、約5万ドルの価値があると評価しているという。 絵画の所在を突き止めたのは…