イスラエルが占領するゴラン高原で子どもら12人が死亡した攻撃をめぐり、同国のネタニヤフ首相は29日、現場を訪れて犠牲者を追悼し、「見過ごすことはできない。私たちの対応は厳しいものになるだろう」と述べ、攻撃への関与を断定したレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに厳しい報復を行う考えを示した。
攻撃を受けたゴラン高原北部のマジダルシャムスは、歴史的にシリアとのつながりが深いイスラム教ドルーズ派のアラブ人が多く暮らす。住民からは攻撃を防げなかった政府を糾弾する声が上がり、地元メディアによると、ネタニヤフ氏に抗議する一幕もあった。
米仏など各国はイスラエルとヒズボラに自制を求める姿勢を示す。米ホワイトハウスのカービー広報補佐官は「広範な戦争にエスカレートする必要はない」と外交的な解決を呼びかけた。
また、イラン国営プレスTV…