イスラエルのネタニヤフ首相は2日の会見で、イスラム組織ハマスとの停戦交渉をめぐり、ハマス側が求めているパレスチナ自治区ガザ南部とエジプトとの間の緩衝地帯からの撤退について「我々のプレゼンスを維持し続ける」と述べ、応じない姿勢を改めて示した。
緩衝地帯はフィラデルフィ回廊と呼ばれ、ハマス側はイスラエル軍の「完全撤退」を求めている。一方、イスラエルは、ハマスの武装組織としての立て直しを防ぐため、停戦後も軍の駐留は欠かせないとの立場で一貫しており、交渉の大きな障壁となっている。
イスラエル軍は5月にこの回廊を掌握したと発表。ハマスが回廊を通じて武器をエジプト側からガザに密輸しており、ハマスの「生命線」だったと説明した。
ネタニヤフ氏は2日の会見で…