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インターネットカジノ店が入る雑居ビルから押収物を運び出す大阪府警の捜査員ら=2025年1月18日午後5時11分、大阪市北区、小島弘之撮影
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 違法なインターネットカジノ店を営んだとして、大阪府警は20日、運営グループ幹部や従業員ら計31人を常習賭博容疑で、客10人を単純賭博容疑で逮捕したと発表した。

 府警は大阪市内の計5店舗など関係先112カ所を捜査員約300人態勢で18日に一斉捜索し、現金約5300万円やパソコン55台などを押収した。売上金の流れなど経営実態を調べる。

 生活安全特別捜査隊によると、幹部は職業不詳の久井遊紀容疑者(43)=同市浪速区=ら3人。従業員28人のうち14人と、客10人はすでに釈放しており、任意で捜査を続けるという。認否は明らかにしていない。

 逮捕容疑は2024年8月~25年1月、同市北区のネットカジノ店「DOUBLE」「JP」、同市中央区の「JACK」「ブタマン」「MONACO」に設置したパソコンを使い、賭博サイト上でスロットやポーカーなどを通じて賭博をさせたというもの。

 各店舗は24時間営業の会員制で、客にサイトで使うポイントを販売し、残高を換金させていたという。

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