ネパールの首都カトマンズなどで8日、政府が主要なSNSアプリを使えなくしたことに抗議する若者らのデモが相次いだ。鎮圧に向かった警察隊がデモ参加者に発砲し、地元紙カトマンズポストによると、首都と東部コシ州で計19人が死亡し、数百人が負傷した。
ネパール政府は4日、フェイスブックやYouTube(ユーチューブ)、X(旧ツイッター)などを含む26のアプリを使えなくする措置をとった。これに若者らが反発し、街頭でデモを始めた。8日には首都で数千人が街頭デモに集まり、一部の参加者が連邦議会議事堂近くの立ち入り禁止区域に侵入。警察が銃や放水、ゴム弾などで応戦する事態になった。
政府は、偽情報の拡散を防ぐ…