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ノルウェーのオスロで2025年9月8日、労働党の選挙集会に登壇するストーレ首相=AP

 北欧ノルウェーの議会選挙(一院制、定数169)は7~8日に投票がおこなわれ、即日開票された。公共放送NRKによると、ストーレ首相率いる与党・労働党を中心とした中道左派勢力が過半数を獲得し政権を維持した。ストーレ氏は続投する見通し。

 選挙管理委員会によると、開票率99%時点で労働党は53議席を獲得。労働党を含む中道左派勢力5党は計87議席を獲得した。

 一方、反移民などを掲げる右派ポピュリスト政党・進歩党は前回2021年から倍以上となる48議席を獲得し、第2党に躍進した。進歩党を中心とした右派勢力は計82議席を獲得した。

 今回の選挙では、富裕税の維持やインフレ対策が主な争点となった。中道左派勢力は公共サービスを維持するため富裕税を維持する立場をとる一方、進歩党は富裕税の廃止を掲げていた。

 選挙管理委員会によると、有権者は約400万人で投票率は78.9%。

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