東京大学卓越教授の梶田隆章さん=2025年1月27日、千葉県柏市、相場郁朗撮影

 ノーベル物理学賞を2015年に受賞した東京大学卓越教授の梶田隆章さん(66)が26日午後、高知工科大永国寺キャンパス(高知市永国寺町)で高校生向けの講演をする。定員150人で、中学生や大人も聴講できる。主催する工科大は参加者を募っている。

 工科大の専門性を生かして地域貢献をめざす「地域イノベーション共創機構」を4月に創設したことを記念する講演会。優れた研究者の話をじかに聞き、意見交換できる場を高校生に提供する。

 梶田さんは、岐阜県にある巨大装置で素粒子ニュートリノを観測し、ニュートリノに質量があることを証明した。日本学術会議会長も務めた。

 講演は「科学の楽しさ~私の経験から~」と題し、午後3時から午後4時半まで。その後、約1時間、中学生~大学生を対象に、梶田さんと直接話せる交流会をキャンパス内で開催する。

 事前申し込みが必要で、工科大のサイトから申し込む。無料。問い合わせは工科大地域イノベーション共創推進課(0887・57・2743)。

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