センサーカメラで撮影されたツキノワグマ=2025年8月27日、神奈川県伊勢原市大山、伊勢原市提供

 神奈川県伊勢原市は27日、大山観光電鉄の大山ケーブル駅(同市大山)付近で同日早朝、市が設置したセンサーカメラにツキノワグマ1頭が映っていたと発表した。

 近くで17日に熊の目撃情報があったため、翌日にカメラを設置した。市の担当者は「大山の登山道ではこれまでも熊が目撃されることがあったが、駅付近では聞いたことがない」という。

 撮影されたのは午前6時22分。空き家の横にある社のような建物の中を、体長1メートルを超す成獣とみられる熊がのぞき込む姿が映っていた。市によると、食べ物は置かれていないが、天井付近にハチの巣があるという。

 市は通行の制限などはしておらず、熊が嫌う煙火を使用したほか看板や広報車で注意を呼びかけ、県や警察、猟友会とも情報を共有して今後の動向を注視するという。

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