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2024年7月31日、米ニューヨークの国連本部で開催された国連安全保障理事会の緊急会合に出席したイランのイラバニ国連大使(左から3人目)=国連提供

 イスラム組織ハマスの最高幹部イスマイル・ハニヤ政治局長が滞在していたイランの首都テヘランで殺害されたことを受け、国連安全保障理事会は7月31日、米ニューヨークの国連本部で緊急会合を開いた。理事国からは中東地域の紛争が広がることを懸念し、報復を示唆するイランとイスラエルに自制を求める声が相次いだが、両国は互いを非難した。

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 会合を要請した中国やアルジェリア、ロシアなどはイスラエルを強く非難した。

 イランのイラバニ国連大使はハニヤ氏殺害の責任はイスラエルにあると主張。必要な制裁や措置を検討するよう安保理に求めた。その上で「テロリストや犯罪行為に対して必要かつ適切と判断した場合、国際法に従ってイランは自衛する権利を保持している」と述べた。

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