パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で2025年6月1日、イスラエル軍の空爆後にあがる煙=AP

 イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦・人質交渉をめぐり、ハマスは1日、人質の解放には「対立点での合意に向けた交渉」が必要だとする声明を発表した。

 これまでの交渉では仲介する米国が60日間の停戦を軸にした案を提示。ハマスが死者を含むイスラエル側の人質計28人を解放する見返りにイスラエル側に拘束されているパレスチナ人約1200人を釈放する内容だ。

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 これに対しハマスは、恒久停戦やイスラエル軍のガザ撤退など自らの主張にイスラエル側が一定の譲歩を示すよう、さらなる交渉を求めた形だ。

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