イスラエルのネタニヤフ首相は13日の記者会見で、イスラム組織ハマスの軍事部門トップ、ムハンマド・デイフ氏を狙った攻撃をしたことを認めた。デイフ氏の死亡については、「絶対に確実というわけではない」とした。ガザ保健省はこの空爆で90人が死亡し、300人が負傷したとしている。
- ハマス軍事トップ狙った攻撃現場 標的の名より通信員が伝えたいこと
イスラエルメディアなどによると、イスラエル軍は13日にパレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスでデイフ氏を狙った空爆を実施した。ネタニヤフ氏は、デイフ氏について、「ハマスの指揮系統のナンバー2であり、昨年10月7日のハマスによるイスラエルへの越境攻撃を計画、指導した」と説明。攻撃の実行にあたり、周辺に人質がいないこと、巻き添え被害の程度、使用する武器の種類について検討したという。
ハマスは13日、「指導者を標的にしたというイスラエルの主張は虚偽であり、恐ろしい虐殺の規模を隠すための工作にすぎない」との声明を発表した。
ガザをめぐっては停戦交渉が…
