イランの最高指導者、ハメネイ師は16日、司法関係者を集めた場で演説し、イスラエルとの「12日間戦争」や米国による核施設への爆撃に言及した。「我々は戦争を望んだわけではないが、敵の攻撃への反撃は強固なものだった」と評価し、国民に団結を呼びかけた。核問題に関する米国との協議再開については直接の言及はしなかった。
イランの国営通信などが報じた。停戦後、ハメネイ師が公の場に姿を見せたことが報じられたのは2度目で、紛争について話したのは初めてとみられる。
ハメネイ師は「12日間戦争の国民の偉大な業績は、決意、意思、そして国家的な自信のかたちで示された」と語り始め、「イラン国民は論理と軍事力を含む必要なすべてを有している。外交であれ軍事であれ、常に万全の態勢で臨む」と、今後の基本姿勢を強調した。
米国が核施設を爆撃したこと…