昨年の米大統領選でトランプ大統領に敗れた民主党のハリス前副大統領が30日、来年のカリフォルニア州知事選に出馬しないと発表した。ハリス氏はかつてサンフランシスコ地方検事やカリフォルニア州の司法長官を務め、米メディアから同州知事選に出馬する可能性があると取りざたされていた。
ハリス氏はX(旧ツイッター)に、「米国民のために戦い続け、大切にする価値観や理想を前に進めるための最善の方法について考えてきた」とし、「深く考えた結果、今回の知事選には出馬しないことを決めた」と投稿。一方、「米国民の声に耳を傾け、国中で戦う民主党候補の支援に戻ることが楽しみ」だとし、今後の計画について「数カ月のうちに共有する」と書いた。
米紙ニューヨーク・タイムズは、ハリス氏がカリフォルニア州知事選に出ないことで、2028年の大統領選を狙う可能性があると指摘。民主党の候補者選定に影響を与えうると報じている。