ホワイトハウスで22日にあったイベントで話をするハリス副大統領=AP

 米大統領選に向けてバイデン大統領(81)から後任候補として支持を受けた民主党のカマラ・ハリス副大統領(59)が22日、陣営スタッフを前に演説し、事実上の選挙運動を始めた。AP通信など複数のメディアによると、ハリス氏は党内の代議員のうち過半数の支持を固め、党の大統領候補として指名を受ける見通しとなった。

 民主党は8月の党大会までに、各州を代表する代議員の投票によって正式な大統領候補を決める。AP通信の集計では、3900人以上の代議員のうち指名獲得に必要な過半数の2400人以上がハリス氏に投票することを決めている。

 バイデン氏の撤退を受けて同党内ではハリス氏を支持する動きが加速している。バイデン氏の撤退発表から一夜明け、22日には党内の重鎮であるペロシ元下院議長がハリス氏への支持を表明した。ほかに対立候補は名乗りを上げておらず、民主党執行部の有力議員たちもハリス氏支持に回る構えをみせている。

 ハリス氏は22日、バイデン…

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