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大隈銅像が見つめる先には大隈講堂がある=2025年1月28日、東京都新宿区西早稲田1丁目、上田学撮影
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 サクラサク――。大学入試の合格をそんな電報で知らせていた早稲田大学。昔も今も受験生から不動の人気を誇る。その魅力は何なのか。3月25、26日の卒業式を控え、まもなく新入生を迎える早稲田キャンパス(東京都新宿区)を歩いた。

 最寄りは東京メトロ東西線の早稲田駅か、都電荒川線の早稲田停留場。大学が主催するキャンパスツアーに参加してみた。

 集合場所は、大学正門前。目の前には、シンボルの大隈記念講堂がそびえる。直線状の姿が美しく、レトロな時計塔が印象的だ。1927(昭和2)年に完成し、国の重要文化財にも指定されている。キャンパスの中央には大学の創立者、大隈重信(1838~1922)の銅像が講堂を見つめるように立つ。

 ガイドは、政治経済学部「5年」の濱田圭一朗さん(23)。約半年に及ぶ訓練を積んで、大学の魅力を伝えるプロとして養成された一人だ。角帽に学生服姿で現れ、「訳あって留年しています」と自己紹介し「早稲田には『中退一流、留年二流、(4年で)卒業三流』という言葉があります」。参加者は20人余り。早大志望の高校生だけでなく、卒業生らの姿もあった。

 案内してくれたのは大隈銅像…

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