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英語のカードを使って授業に臨むハワイから来た子どもたちと白鳥小学校の6年生=2025年6月11日午前10時37分、香川県東かがわ市白鳥、渡辺杏果撮影
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 ハワイの日本語教室に通う日系人の子どもたち7人が香川県東かがわ市を訪れ、市内の小学校で児童と交流している。11日には、市立白鳥小学校で6年生と一緒に英語の授業を受けたり、給食を食べたりした。

 子どもたちの異文化理解や生きた英語教育の機会になればと、市教育委員会の担当者と縁があったハワイから初めて受け入れた。

 ホノルルの日本語教室に通う5~13歳の7人と保護者らが、10~15日の日程で市内に滞在している。三つの小学校で児童と交流するほか、市内の観光スポットを巡ったり、ホームステイを経験したりしているという。

 白鳥小の英語の授業では、週末の過ごし方として「虹色のアイスクリームを食べる」「ジャズダンスをする」などと全員が英語で発表した。参加した溝上貴仁さん(11)は「緊張したけど、最後は楽しく話せた。ハワイには夏しかないと言っていて大変そう」と話していた。

 市は、海外の子どもが教育活動の一環として日本を訪れる「訪日教育旅行」(スクールツーリズム)の受け入れとも位置づけており、教育や地域活性化、観光への効果も検証したいとしている。

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