2025年4月3日、ハンガリーの首都ブダペストでの歓迎式典に参加するイスラエルのネタニヤフ首相(右)とハンガリーのオルバン首相=AP

 ハンガリーのオルバン首相は3日、国際刑事裁判所(ICC)から脱退すると表明した。パレスチナ自治区ガザへの攻撃をめぐり、ICCが戦争犯罪などを犯した罪で逮捕状を発行しているイスラエルのネタニヤフ首相が、ハンガリーを訪問したのにあわせて発表した。各地で法の支配を無視する動きが進んでいる事態が改めて浮きぼりになった。

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 ネタニヤフ氏は同日、オルバン氏の求めで同国を訪問し、首脳会談を行った。オルバン氏は会談後の記者会見で、イスラエルに関するICCの決定に触れ「決定の背後に政治的な意図があり、容認できない。ICCの役割は政治フォーラムに変わった」と一方的に批判した。首相府の担当閣僚によると脱退の手続きを3日に始めるという。

 両首脳はもともと近い関係で知られ、ICCが昨年11月にネタニヤフ氏やイスラエルのガラント元国防相らに逮捕状を出した際、オルバン氏がICCの対応を「厚かましい決定」「政治的な動機によるものだ」などと批判。ネタニヤフ氏をハンガリーに招待する考えを表明し、逮捕しない方針を示していた。

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