沖縄県警本部

 沖縄県宮古島市の国立ハンセン病療養所「宮古南静園」で入所者の通帳や印鑑を盗んだとして、沖縄県警は25日、元職員の長崎春美容疑者(43)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。県警は、長崎容疑者が通帳と印鑑を使い、無断で計1900万円を別の口座に移した疑いもあるとみて調べている。

 捜査2課によると、長崎容疑者は氏名不詳者と共謀し、昨年9月~今年3月、園や入所者が管理した通帳2通と印鑑3本を盗んだ疑いがある。その後、現金が被害者らの口座から移されており、県警は詐欺容疑でも捜査を進めている。

 県警の調べに対し、長崎容疑者は「悪いことをしてしまいました」と容疑を認めているという。また、窃盗容疑や別口座への振り込みについて「SNSで知り合った『キム』と名乗る人物に指示されてやった」とも供述しているという。

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