ハーバード大学の留学生受け入れに必要な認可を米トランプ政権が停止した。連邦地裁が一時的な差し止めを命じたものの、日本からの留学生が最も多い米国で、さらにトップ大学が標的になったことに、日本国内の教育関係者にも動揺がある。
この10年余りで卒業生3人がハーバード大学に直接進んだ私立開成高校(東京都)のトップで、自身も同大学で学んだ野水勉校長が取材に応じ、「国際交流や留学生交流の模範を示していた米国の歴史を大きくねじ曲げる動きだ」と失望の思いを口にした。
野水校長は、1990~91年の1年半、ハーバード大学医学部研究室に研究者として留学した経験がある。
また開成高校からは、2014年、15年、17年に1人ずつ、ハーバード大学へ直接進んだという。
今回のトランプ政権の決定に…