ハーバード大で学ぼうとする留学生の入国を認めないとしたトランプ米大統領の布告について、マサチューセッツ州の連邦地裁は5日、暫定的な差し止めを命じた。布告は当面、効力を持たないことになる。
同大は5日、前日4日に発表された今回の布告は法的根拠を欠いているなどとして、差し止めるよう地裁に求めていた。地裁は即日で暫定的な差し止めを決め、今後、実質的な審理が行われる
ことになる。
布告には、ルビオ国務長官の裁量で、現在学んでいる留学生のビザの取り消しも検討する、との項目も含まれていた。
地裁では今回の布告とは別に、政権がハーバード大に対して留学生受け入れに必要な認可を停止した措置についても審理が行われている。これについても現在、暫定的に差し止められている。