日本郵便は28日、東京都心の新宿郵便局の非正規社員が27日昼ごろにバイクでの郵便などの配達で飲酒運転をしていたと発表した。適切な点呼をせずに配達に出た配達員に気づいた管理者が、配達先で行った測定でアルコールを検出。配達をやめさせ、すぐに警察に知らせたという。
日本郵便では4月23日公表の四輪車の点呼状況の調査結果で、集配時の法定点呼を適切に行わない不正が全国で横行していたことが判明。二輪車の点呼状況についても調査するとしていた。
新宿郵便局の管理者は、アルコールのチェックをせずに配達に出た配達員の居場所を端末の位置情報で確認。検知器を持って追いかけて検査したところ、呼気1リットルあたり0.05ミリグラムのアルコールが検出された。
日本郵便は「飲酒運転は決して許されない悪質な行為で、社内規定により厳正に対処する」とコメントしている。