Smiley face
写真・図版
2024年7月11日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の閉幕にあたり、ワシントンで記者会見するバイデン米大統領=ロイター
  • 写真・図版

 米大統領選に向けた進退が注目されるバイデン大統領(81)は11日、約8カ月ぶりとなる単独の記者会見に臨んだ。再選への懸念をめぐる質問が相次ぐなか、バイデン氏は大統領選に向けて「私が最もふさわしい人物だ」と述べ、改めて撤退を否定した。だが明らかな言い間違いも犯し、高齢不安を払拭(ふっしょく)するパフォーマンスとはならなかった。

  • バイデン氏、ゼレンスキー大統領を「プーチン大統領」と言い間違える

 ワシントンで開かれていた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の閉幕にあたって会見を開いた。バイデン氏は質疑の冒頭、ハリス副大統領の資質について問われて「トランプ副大統領を……」と名前を言い間違えた。この会見の直前にも、演説でウクライナのゼレンスキー大統領を「プーチン大統領」と言い間違える場面があった。

 この日の会見は、先月のテレビ討論会での失態からの立て直しを図れるかどうか、「キャリアで最重要の会見」(米CNN)とも言われるほど注目を集めていた。

 バイデン氏は通常よりも多い…

共有