集まった支持者を前に演説に力が入るバイデン米大統領=2024年7月5日、ウィスコンシン州マディソン、高野遼撮影
  • 写真・図版

 バイデン米大統領(81)は5日、米ABCのインタビューに応じ、高齢不安が高まっていることに対し、「いまも体調は良い」と語り、選挙戦からの撤退を否定した。先月末の大統領選の討論会後、民主党内で「交代論」が膨らむなか、どれだけ精力的な姿を見せられるかが選挙戦に残れるかの明暗を分けるとみられている。

  • 【詳報】「史上最悪の大統領」バイデン氏とトランプ氏、討論会で応酬

 バイデン氏はインタビューで討論会での状況については「悪い夜だった」と振り返りながら、「風邪がひどかった」と釈明した。

 世論調査でトランプ氏のリードが広がっている点については、2020年の前回の大統領選でも事前の世論調査は良くなかったことを挙げ、「私はそうは考えていない」と返し、「大統領になるのに、この選挙戦を勝つのに他にふさわしい人物はいないと思う」と語った。

 4年間の実績を説明しようとするバイデン氏に対し、ABCアンカーのジョージ・ステファノプロス氏は何度も繰り返して大統領を務めるだけの精神的、肉体的な能力があるのかを問うた。

 認知検査を受けたかについて…

共有
Exit mobile version