11月の米大統領選に向け、バイデン大統領とトランプ前大統領によるテレビ討論会が27日、行われます。米国の政治・経済情勢に詳しい、米州住友商事会社ワシントン事務所の渡辺亮司調査部長は「明日、投票があればトランプ氏が勝つだろうが、まだまだ流動的な要素が多い」と語ります。
――今回は81歳のバイデン氏と78歳のトランプ氏による「高齢者対決」と言われています。
今回の大統領選は、「どちらの候補の問題点がよりクローズアップされるか」が焦点だと言われています。なかでも、バイデン陣営にとって最大の不安要素が年齢です。
バイデン氏は最近、大統領専用機に搭乗する際、比較的短いタラップを使う出入り口を利用しています。移動する際はスニーカーに履き替え、メディアへの露出も抑えています。メディアと接触する際は、できる限りメモを持っています。
――バイデン氏は大統領就任…