高原の道沿いに完成した「バスがとまらない停留所」=2024年5月15日、岐阜県高山市朝日町西洞、荻野好弘撮影
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 「バスがとまらない停留所」が岐阜県高山市朝日町西洞の鈴蘭高原に完成した。正面に御嶽山を望む市道沿いにあり、天気のいい日にはマイカーやオートバイがとまりそうだ。

 観光バス会社「鯱(しゃち)バス」(名古屋市南区)が設けた展望台だ。SDGs活動として付近の土地を借り、針葉樹や広葉樹を植樹する森づくりに取り組んでおり、森のシンボルとして「停留所」をつくった。「映えスポットになれば」と担当者。

 主にヒノキを使った東屋(あずまや)は18平方メートル。標高約1280メートルにあり、ドライバーやライダーたちがベンチに腰掛け、北アルプスの焼岳や乗鞍岳も一望できるようになっている。

 15日に完成式があり、同社や、一緒に森づくりに取り組む「御嶽鈴蘭高原観光開発」の関係者が出席。記念植樹もした。

 「停留所」は高山市の中心部から国道361号などを通って車で約1時間。鈴蘭高原カントリークラブの近く。(荻野好弘)

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