【動画】バスケとバレー「元二刀流留学生」4年後の姿=河野光汰撮影
日本の大学入学後に本格的にバレーボールを始め、バスケットボール部と兼部しながら双方で全国大会出場を果たした「リアル二刀流」の留学生がいた。今春大学を卒業し、人生の新たな一歩を踏み出した。どんな選択をしたのか。今の姿を追った。
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6月下旬、大阪市浪速区のアリーナでウォーミングアップする選手たちの中に、ひときわ目を引く男がいた。コンゴ民主共和国出身のムヤ・フランシス(23)だ。身長206センチ、体重101キロのがっしりとした体格を誇る。
フランシスは3月に近畿大学(大阪府東大阪市)を卒業。バレーボール選手として身を立てることを選び、バレーボールVリーグ男子のクボタスピアーズで2例目となる外国籍選手枠でプロ契約を交わした。高さを武器に攻守での活躍が求められるミドルブロッカー(MB)としてプレーする。
日本男子バレーは6月に発表された世界ランキングで2位に入るなど、国内リーグのレベルは高い。バレー歴わずか約4年での実業団入りは極めて異例だ。
来日したのは15歳のころ…