日本のプロスポーツ史上に残る32連敗を記録したチームがようやく長いトンネルを抜けた。国内プロバスケットボールのBリーグ2部（B2）の富山グラウジーズは、5日の富山市での今季開幕戦で、神戸ストークスを86―85で破り、昨季の1部時代から続いたリーグ公式戦の連敗を止めた。
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「2部降格でチームの士気が下がっていたので、エナジーを持ち込みたかった」。昨季、B2滋賀を1季でB1に昇格させたダビー・ゴメスヘッドコーチが就任した富山。開幕戦は、シュートミスやターンオーバーで波に乗れず、最終第4クオーターに入る時点で65―67とリードを許す。
しかし、昨季の悔しさを知るチームの顔、宇都直輝選手を軸に逆転。86―85の最後は残り3秒で、決められれば逆転負けが濃厚な神戸のショットを、新加入のフェルプスがゴールリング前でブロックし、劇的な1点差の勝利を飾った。
ヒーロー賞の宇都選手は「ほ…
