文化観光大使の名刺を持つ高橋塁選手(右)と藍選手=京都府庁

 バレーボール・SVリーグ男子のサントリーサンバーズ大阪所属で、日本代表の高橋藍選手(23)と兄の塁選手(25)が京都府の文化観光大使に任命され、27日に府庁で委嘱状を受け取った。

 両選手は京都市出身で東山高校のバレーボール部で活躍。塁選手は日本大学3年時に全日本インカレで45年ぶりの3位に貢献。藍選手は東山高3年時にエースとして春高バレー優勝を果たし、五輪代表として東京やパリで活躍。日体大学在学中にイタリア・セリエAでプレーした。

 2人が所属するサントリーは、今月、京都市の島津アリーナ京都で開かれていたバレーボールのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)男子に進出し、3位に輝いた。府によると、現役のスポーツ選手が観光大使に選ばれるのは初という。

 御朱印集めが趣味という塁選手は「2人で京都を盛り上げたい、と小さい時から思っていた。大好きな京都を情熱をもち伝えたい」と述べた。「阿闍梨(あじゃり)餅」が好きだという藍選手は「イタリアでも京都は誰もが知る世界的なまち。大使を背負いながら日本代表として結果を残すことが京都の魅力を伝えることになる」と意気込んだ。

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