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ワシントンで24日、下院公聴会で話すFRBのパウエル議長=AP

 16日の米ニューヨーク外国為替市場で円相場は一時1ドル=146円台後半をつけ、前日夕より2円近く円高ドル安が進んだ。トランプ大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を近く解任する可能性があると報じられ、米金融市場の混乱への懸念からドルが売られた。

 ブルームバーグ通信は16日、ホワイトハウス高官の話として、トランプ氏がパウエル氏を解任する可能性を伝えた。米CBSも同日、トランプ氏が15日に、米連邦議会の一部議員にパウエル氏の解任について意見を求めたと報じ、外為市場でドルが急落した。

 報道を受け、トランプ氏は記者団に「解任は計画していない」などと説明。トランプ氏が火消しに走ったことで、ドルを買い戻す動きも出た。16日午後5時(日本時間17日午前6時)時点は前日夕より95銭の円高ドル安の1ドル=147円84~94銭。

 トランプ氏はかねて、利下げ…

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