パキスタン北東部のジェルムで2025年5月1日、軍事演習を視察中にスピーチするパキスタン軍のムニール陸軍参謀長。同軍提供=AP

 インドが実効支配する北部カシミール地方で武装勢力が観光客らを殺害する事件を起こし、パキスタンとの緊張が高まっている中、パキスタン軍は3日、地対地ミサイルの発射実験を行い、成功したと発表した。

 同軍は声明で、訓練の目的について「作戦の準備態勢を確保し、高度なナビゲーションシステムや操作性を含むミサイル技術を検証するため」と説明した。同軍は1日にも軍事演習を行った。

 一方、インド軍は2日、軍事施設が攻撃を受けて使用できなくなる事態を想定し、戦闘機を幹線道路上に発着させる訓練を行った。

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